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執筆者の写真園部貴弘

Vol.23「2023年 日本プロゴルフ選手権大会の思い出」

暑い日が続くと、思い出す。

小西プロのキャディーとして出場した「2023年 日本プロゴルフ選手権大会」のことを。


ゴルフを教えるプロたちの実力日本一決定戦「2022年のティーチングプロ選手権」で初出場・最年少優勝をした小西勇輝プロ。

優勝賞金100万円だけでなく、翌年の日本プロゴルフ選手権の出場権を得た。 日本プロゴルフ選手権大会は、国内ツアーの最高峰であるメジャー大会の1つだ。


ある日、「園部さん、日本プロの時、担いでもらえます?」とキャディーを依頼された。

ゴルフを始めて、たった4年の僕。グリーンも正しく読めない、攻略の相談にも乗れない。もちろん、キャディーバックを担いで歩いた経験も体力も無い。そんな僕になぜ?



「ここ1年で、一番一緒にラウンドしたのが、園部さんなんです。普段のラウンドの感じで、雑談してくれていれば良いですから。大学の後輩に頼むことも出来るのですが、気を遣っちゃいますので」というのが、その理由。


もちろん、頼まれたら断れない。

「良いですよ。でも、バックを担ぐ体力ないので、自分で担いでね」という冗談を言いながら、承諾した。いろいろ不安しか無いが、他の人が出来ないような経験のチャンスを逃しはしない。



2023年7月27日から30日。

会場は、北海道の恵庭カントリークラブ (7441y / par72)だ。


小西プロがゴルフに集中出来るよう、遠征の手配はもちろん、少しでも金銭負担をまかなえるよう、親しい方に相談してチャリティーコンペを開いてもらったりと、裏方仕事をいろいろやって、当日を迎えた。



練習ラウンドは、小西プロの後輩の蝉川泰果プロ。



全英オープンから帰国して、その足で駆けつけてくれた。

蝉川プロのキャディーは清水重憲さん。イ・ボミのキャディーで有名だった人で、国内最多の40勝をあげたプロ中のプロキャディー。ロビーで話していたときは、同じオッサンだと思っていたのに、ラウンドが始まると威圧感が違う。


でも、帯同キャディーのあれこれや、トーナメント中に気をつける事などを教えて貰え、初日の不安が薄れた。もうキャディーをやることは無いかもしれないが、これもまた貴重な経験。


試合の内容は、小西プロが【日本プロゴルフ選手権 ご報告】で書いているから僕は割愛。

いくつか印象に残ったことを書き留めておく。


まず、めちゃくちゃ暑かった。北海道なのに連日35度に迫る勢い。もう、歩くだけでフラフラ。よくぞ最後まで体調崩さずに出来たモノだと、自分で自分を褒めてあげたい。



恵庭カントリーに付くと、当たり前だが「テレビや雑誌で良く顔を見るプロ」がゴロゴロいる。選手バッチと同じく、キャディー証はほとんどの場所にフリーで入れるので、ウロウロと。。。


(日本プロの時に持っていた、キャディー7つ道具)


駐車場から玄関に入る道を歩いていたら横に河本 力プロが一緒に歩いていたり、ロビーに金谷拓実プロがぼーっと座っていたり、キツい表情のオッサンだと思ったら片山晋呉プロだったり、練習グリーンでやたら人がたかっていると思ったら、倉本昌弘プロだったり・・・極めつけは、トイレで手を洗っていたら、隣に石川遼プロが来て、目が合った瞬間「おはようございます!!」とわざわざこっちを向いて挨拶をしてきてくれた。マスコミでは色々言われているかもだけど、、、めっちゃいい青年だった。タダのオッサン初心者ゴルファーな僕だけど、「何者感」は半端なかったのかも・・・・。



東北福祉大パワーの凄さを初めて感じた場でもあった。 小西プロが数歩歩くたびに、「おはようございます。お久しぶりです」と先輩に挨拶したり、後輩から挨拶されたり。同級生だけでも5人ほど。120人の出場選手の中、同窓生は、何十人いるのやら?ほとんど同窓会のノリだった。



普段、小西プロのプレーは見ているのでプロのプレーの凄さをしっていたけど、ツアープロの凄さはさらに凄かった。僕と小西プロのティーショットは70ヤード、80ヤードおいて行かれるのだが、その小西プロの50ヤード70ヤード先に、同組の選手のボールがあるのだ。270ヤードを越えるショートホールをアイアンで打ったり・・・もう、別の事をやってるとしか思えない。


そういえば、所々、テレビ中継をしていたのが目に付いたので、あえてカメラのアングルを意識して立ち位置を調整し動いてみたら・・・案の定、しっかりと写っていた。プロより目立ってるのでは?とも。




また、日本プロゴルフ協会の記事になったりと。。。



そんなこんなで、あっという間の出来事だった。小西プロにとって役に立ったかどうだったか。とりあえず、僕自身は、他の人が出来ない経験をする事ができたし、キャディーをやったという証明も残った。


最初に「担いでくれませんか?」と声をかけてくれた小西プロに感謝です。 また、千葉から応援に来ていただいた、チームこにっくすのレッスン生の皆様、本当にありがとうございました。

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