みなさん、こんにちは!
こにっくすです!
今回も練習法のご紹介です。
「競技でスコアを出す練習法第2弾」です!
今回は練習法というよりは、練習の時は常に意識していて欲しいことです。
競技でスコアを出すためには、「練習場」で出来たことが「コース」で出来るようになり、「コース」で出来たことが、「競技」でできるようにならないといけません。
その最初のステップである、「練習場」→「コース」
ここが今日のテーマです。
ゴルフは他のスポーツと違い、練習場と本番の環境が大きく違うスポーツです。
コースでは芝の上から打つが、練習場は人工芝のマット、またコースには複雑な傾斜があるが、練習場は平らです。
他にもコースのボールと練習場のボールの硬さや質など、違う要素の方が多い。
こんなにも環境が違う中、練習場とコースをリンクさせるのは出来ない!と感じる方も多いと思います。
しかし、環境が違うからこそ自分自身で「コースに見立てる」のが大事です。
コースでの1打と練習場の1打、全く違うことをしてませんか?
コースで1打打つまでに、大きく3つのことをしています。
①イメージ
②決断
③実行
①イメージ
「フェアウェイ左側が狙い目だから、少し右を向こう。」
「右からの風、フェードで打つから、それを加味してこう打とう。」
「少し深いラフ、かなり抵抗がありそうだから2番手あげよう」
など、目の前のシチュエーションに対して、今までの経験から、
○打つ前の状況判断(ライ、傾斜、アライメントなど)
○打った後の予測(風、グリーン面、ランなど)を瞬時に計算しています。
ここで厄介なのが、答えは1つではないこと。
そこで、次が大事になります。
②決断
出てきた選択肢の中から、これ!と決めきることです。
「右に池があるからやっぱりもう少し左に向こうかな、、」「これ右に曲がると思ってたけど、構えたら左に曲がりそうだなぁ」
と「思いながら」打って、失敗することはありませんか?
これは、ぶっちゃけ上級者でもありますが、関東アマ、日本アマに出るようなトップアマになってくると、「思いながら」打つ選手はグンと減ります。
でも、適切な状況判断と対処法が分かってるから決められる。というのも否定は出来ませんが、大事なのは、決め切ることです。
決めたことが合っていようが、間違っていようが、決めてやりきる事が大事です。
なぜなら、そこで迷っても答えは分かりませんし、決めきって打つことで、それが合ってたか、間違ってたかを飛んで行った球が教えてくれるからです。
迷うとどっちつかずのスイングになり、結局練習場とは違う動きをしてしまうことになります。
迷ったまま打つと、良いショットが出ても、悪いショットが出ても、答えが見つかりません。
③実行
最後は実行です。
目の前のシチュエーションから「イメージ」して、「決断」したことを行います。
例えば、目の前に木が垂れ下がっていて、高い弾道の球は打てないとイメージした場合、低く打ち出さなければいけません。
この低く打ち出す技術の部分です。
実行は、「イメージ」と「決断」の先にあるものです。
そのため、闇雲に打つことは、1回足りともあってはならないと考えています。
以上の3つがコースで行っていることであり、練習でも行うべきです。
しかし、練習場に来られる多くの方は「実行」しかしていません。
では、練習場でもイメージと決断を意識するためにはどうすればよいか?
まずはターゲットを決めて、環境をイメージします。
右に池がある、左にバンカーがある、右から木がせり出している、、、
自分がよく行くコースをイメージするのが1番やりやすいです。
また、今自分のスコアはいくつなのか?
同伴者は?
天候は?
...と、具体的にイメージします。
試合やコースのシチュエーションを具体的にイメージするだけで、練習場でも緊張感を得られます。
また、僕がよくやるのは「制限」を設けることです。
例えば、150ヤード先のターゲットを狙うとして、10球中8球が3m以内に落ちなければやり直しというものです。
これも、競技と同じく、「これを決めなければ負ける」という状況を作れます。
チャレンジツアー3勝を挙げた知り合いの女子プロは、「練習場は自分が気持ちよくなる場所」だと言っていました。
練習場で、イメージの中では何万回も優勝争いでのショットを経験し、優勝を決めてきたみたいです。
このように、競技で勝つためには、まずは練習場でもコースで打つ時と近い心境を作り、球を打つ必要があります。
ただ、練習全てをそれに注ぐ訳ではなく、まずは1日1ホールだけ、イメージしながら回ってみてください。
自然と、ルーティーンをし、コースと同じ心拍数で打てるようになってきます。
その心境での「精度」を上げていき、コースで良いスコアに繋げていきましょう。
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