月例杯に優勝してから、ゴルフが停滞するようになった。
あの日の僕は、別人だったのか。ゾーンにはいっていたのか。同じスコアーを出す僕にはなかなか出会えない。
イーグルレイクの月例杯は、HDCP~13までがAクラス。HDCP14~がBクラスになっている。そのHDCPの決め方は「HDCP10までは、競技でアンダーをだしたらその分、減る。10以下は、1年間にアンダーを2度出せば1減る。」というものだ。
つまり、僕が優勝したときのHDCPは25。スコアーが86。そしてNETが61。11アンダーを出したことになる。
HDCP25から11を引いて・・・新HDCPは14になった。Bクラスで一番ハンディキャップが低いということだ。
ここからがキツい。ここしばらくのBクラスの優勝スコアーは、NETで68や69。つまり僕が優勝するためには、「競技の時に82」で上がってこなければいけない。というものだ。
そのためAクラスにあがるまでは、優勝どころか入賞も難しい。では、Aクラスにあがるには?それは「競技で85を出す」必要がある。これならいけるかとおもったが・・・
数ヶ月たっても、まったく85が出る予感すらしない。それどころか、90台を連発してしまう。手を抜いているつもりはないが、「優勝」をやり遂げてから、目標が「85を出す」だけになり、モチベーションがあがらないのか、スコアーがだせなくなってしまった。
そこで気分転換のために、ゴルフクラブを変える事にした。ゴルファーなら一度は使ってみたい「マッスルバック」に。
これ以上年齢が行くと、さすがにマッスルバックは無理だと思ったので、最後のチャレンジの意味で使ってみることにした。
ゴルフフィールズの小倉さんに相談して、最終的に選んだのはマスダゴルフの「ファストマッスル」。シャフトはdynamicgold120。一般的な考え方からすると「重い」と思われるかもしれないが、小倉さんの考えるフィッティングではこれがベストだ。
(写真:マスダゴルフのHPより)
○マスダゴルフ
マスダゴルフの創業者 増田雄二さんは、ジャンボ尾崎のクラブを作っていた方で、日本を代表するクラブデザイナーだ。その思想が集約されたクラブが「ファストマッスル」で、「マッスルバックの美しい形状と振りやすさにこだわったプレーヤーを高みへと導く、実戦派の速筋アイアン」だ。
「かっこいいけど・・・むり」
ゴルフ仲間に見せるたびに言われる。でも、だからこそ、コレを使いこなしてみたい。
そのモチベーションで道具を手にしたが・・・
実際、甘い物ではなかった。全然、当たらない。当たっても飛ばない・・・
なんだこれは?
小倉さんから道具を受け取って10分後には後悔していた。「こんなの無理じゃないか」。
スコアーが出ず悩み、新しいクラブが全く打てない・・・そんなタイミングと、小西プロが独立したタイミングがちょうど重なった。
「僕がこのクラブを上手く扱えるようになって、試合で優勝できるようにゴルフを教えてくれるかな?」
と言うと、小西プロは
「はい。ぜひともお願いします。園部さんが1人目のレッスン生です」
ちょうど2年前。2021年12月末の話だ。
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