Vol.20で書いたように、イーグルレイクゴルフクラブだけでラウンドをしていると、クラブが振れない「置きに行くゴルフ」になってしまう。そのため、距離のあるコースでの戦いが出来なくなるとの指摘から、「自分のゴルフ力を上げる」のを目的に、もう一つコースを買う事にした。
今回は、会員権の買い方も分かっているし、買う目的もしっかりとあるので、後は、条件にマッチするゴルフ場を見つけるだけだ。
条件の第一は、もちろん「距離がある広いコース」だ。
それが2つめの買う条件なんだから、ここを外していては意味が無い。
もっとも、イーグルレイクではメンバーだと常に6,711ヤードのブラックティーからプレイできるのでそれ以上の距離は欲しいところ。
だがさすがに7,000ヤードを越えるコースはそうそう無いし、外部の試合でもシニアだと7,000ヤードは越えないだろう。だから「総距離」に関しては6,700を越えてくればいい。今回は「クラブを振る」のが目的だから、縦距離より横距離。「振って、ボールが散っても、OBにならない」ぐらいの横幅は欲しいところだ。
条件の第二は、「ゴルフ場までの距離・時間」だ。
やはり、「通う」のだから、移動時間がどれだけかかるかは大事だ。今回はイーグルレイクより少し範囲を広げて・・・「下道で1時間30分程度」にした。「下道」と考えたのは、高速道路を使うと、それだけで3、4千円ぐらいすぐにアップする。その金額が2回ほどあれば、もう1ラウンド出来る。お金は、ラウンドをすることにかけたいので、できる限り抑えられる費用は抑えたい。
また、移動が長距離になったり、渋滞に巻き込まれたりすると、「早朝に起きて、運動したあと」の運転は危険が増す。だから、「下道」で「渋滞がない」のも選択肢としては大事だ。
一般的に下道で1時間で行ける距離は、20~30キロと言われている。つまり今回の基準は自宅から40キロ圏内。
地図にするとこのようになる。
結構広い範囲に見えるが、東京方面、埼玉方面、そして房総半島方面は「渋滞」があるので、1時間半だとこの円の半分ぐらいの距離になる。なので、選べるのは「茨城の取手から霞ヶ浦あたり」から東関東道の「成田・潮来方面」、「東金方面」ぐらいまでになる。
第三の条件は「購入費用」。
あくまで、2つめのコースは「イーグルレイクで良いスコアーを出すための練習場所」と割り切っているので、出来るだけ安くだ。といって、混んで、毎ホール2組3組待ちだったり、コースの状態が悪いのは嫌だ。費用とゴルフ環境は、間違いなく比例すると思う。
2個もいらないじゃないか?とも考えたが、、、、コスパを考えたらどうなんだろう?
新規加入だと、「会員権代金」と「年会費」。市場で購入する場合は「会員権代金」と「名義変更料」「手数料」それに「年会費」がかかる。
それが高いか、安いか。コスパがいいか、悪いか。損をしているのか得をするのか。。。いろいろな考え方があるとは思うが、僕は「初期費用分の金額」÷10000円=?の回数、そのゴルフ場に行けば、だいたいはそれ以降、年会費分÷10000円の回数行けば、「十分、得してる」と考えている。初期費用が50万円のコースなら50回、100万円のコースなら100回だ。
なぜなら、サラリーマンが買える程度のゴルフ場だと、だいたい土日のメンバー料金とビジター料金の差額が10000円程度だからだ。
「平日にしか行かない」「同じゴルフ場に複数回行かない」「競技に出ない」と言うのなら、会員権は特に買う必要はないだろうが、「土日にしか行けない」「同じゴルフ場に50回、100回行く」「競技に出たい」となると、絶対に会員権を買った方がいいと思う。
僕が2個目のコースを買うのに、最重要視したのはこの3つ。
後は、一般的な話で、、、「経営母体はしっかりしていて、倒産したりしないか」「会員数が、ホール数×80人以下で、予約は取りやすいか」「コースのメンテナンスがしっかりしているか」「メンバーに変な人がいないか」「ご飯が美味しいか」「スタッフの接客態度が良いか」「ビジター料金が高すぎないか」「競技が盛んか」・・・などをなんとなく考えながら、いくつか候補のコースを回ってみた。
その中で、「ここはっ!」と思えたのが一つ。それが、茨城県稲敷市にある「桜ゴルフ倶楽部」だった。
桜ゴルフ倶楽部は、昭和44年オープンの長い歴史を持つゴルフ場。霞ヶ浦を一望できる丘陵林間のフラット&ワイドな27ホ-ル。
旧コースの18ホール(現在の東及び南と西コースの一部)は、関東プロ協会が設計を監修しており、各ホール毎に個性が強く出てひとつとして同じ形のホールがない。ロングホールに変化があり、ドッグレッグ、グリーンのアンジュレーション等が計算しつくされたプレーが要求される。
東→南コースが、一番長く6,818ヤードあり、コースレートも72.1と申し分ない。
現在はキャディーは居なくて、全ホール、セルフ。ただし、カートの乗り入れがないため、コースは非常に綺麗だ。グリーンはベントと高麗の2グリーン。レンジの練習場が無いのが残念だが、アプローチ場とパッティンググリーンはしっかりとしている。
食事も美味しいし、メニューも頻繁に変わる。(名物はトンテキか、親子丼)
クラブハウスやロッカー、風呂などは歴史を感じさせ、照明も3分の2ぐらいにしてあるので暗い感じもするが、清掃がしっかりしてあるので汚い感じは一切ない。
また、競技も盛んで、月例やクラブ選手権、理事長杯や季節ごとの試合など、年に60回ほど開催。研修会もあり、関東クラブ対抗にも選手を送っている。
そして価格だが・・・入会金額が250,000円(税別)で、年会費が3万円(税別)。
もともと、会員権が2,000万円以上していたコースだから、設備や作りもそれなりに良い。運転手の待合室の名残が、それを物語っている。 それが経営難から紆余曲折を経て、現在は間接株主会員制で、この金額に落ち着いたようだ。
メンバー数も2,200名とあるが、年配者が多いので、アクティブメンバーは1,500人もいない感じ。そのため、予約は非常に取りやすい。直近の土日でも、時間を絞らなければ予約が取れる。メンバーのプレーフィーは、土日で7,800円。ビジターが17,500円と考えると、やはり1万円の差がでる。
となると・・・ぶっちゃけ、28回くれば入会金の元が取れるし、それ以降は年に3~4回くれば元は十分にとれる。
下見をしたその場で、購入を決めた。2022年9月のことだ。
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