あるラウンドでのこと、、、
AさんとBさんは勝負をしてましたが、どちらかがリードをすると、リードしてる側が崩してしまう。というシーンがいくつかありました。
Aさんがリードすると同じバンカーから3回くらい打って、大叩き。
Bさんがリードすると、途端にティーショット左右にOB、そのホール+4。
これらのミスは、なぜ起きたのでしょうか。。
リードしている自分が「違和感」になって、思い通り打ててないんですね。
このリードした時のソワソワする感じは、僕でも試合とかでは起きますし、それによって失敗することもあります。
競技を始めた頃は、初日トップだったのに、2日目は85くらい打って、予選ギリギリとかもありましたし、他の選手でもよく見てきました。
ですが、「ソワソワ」が原因で大崩れし合うことは、今はありません。
そこで感じたのは、今はリードしても大崩れしないのは、気持ちが強くなったからではないということです。
僕自身の、ソワソワしたときの考え方、捉え方が変わったからです。
リードしてソワソワしてても普段通り、もしくは普段以上に良いショットが打てるようになったのは、そのソワソワが僕にとっては「心地いい」からで、アマチュアにとってはこれが「違和感」になるんです。
そして、そのままゾーンに入って加速するか、メンタルにブレーキをかけて、普段より失速するかの明確な違いが生まれるんですね。
TCP選手権の時、2日目は特に、終始ソワソワしてましたよ。
ですが、終わったあと、記憶にあるのは「気持ちよかった」「楽しかった」という感情のみです。
学生の頃、嫌だったのですが、無理やりにでも勝負をして、負けたら食事を奢るなど、、、何かを背負った勝負をしてたのが、いつしか感覚としての、「勝ち方」が構築されていったのだと思います。
そして、今思えば最後にはその「心地よい」感覚を求めて、自ら勝負をふっかけるようになっていました。
練習のモチベーションは「僕が負けた先輩や同期から負け分を取り返す」でしたね。
要は誰かに負けたくない。でした。
負けたくなかったので、もちろん練習をするわけですが、ただ打つだけではただの作業になってしまうので、僕がやっていた、練習の1つとして、、、
打球練習で、何か2つ目印のものを見つけます。そして、その間に入れる練習をするんです。
しかも小さい小さい隙間です。実質2ヤードくらいしかない幅です。
そこに、何番で、どんな高さで、どれくらいの曲がり幅で入れるかイメージして打ちます。
そして、入ったら、、、
「この間に打てる自分は上手い」と思うようにしてました。
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