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執筆者の写真園部貴弘

Vol.12 100切り、90切り、そして・・・

イーグルレイクゴルフクラブのメンバーになって、4ヶ月と少し。つまり、ゴルフを始めて1年と4ヶ月。

2020年の「初打ち」で、それは突然やってきた。


「100切り」


これは、初心者ゴルファーの最初の目標であり、最大の壁の一つだ。

どれだけの壁かというと、、、560万人居ると言われるゴルファーで100を切れるのは、じつに37%しかいない。数にすると207万人だ。毎日練習場に通い、200球、300球打ち、ラウンド数は月に8回とか10回とかいう熱心なゴルファーだけでなく、コンペに誘われた時だけや、数年に1回しか行かない人も含まれているだろうけど。




この日は、夫婦の方と、僕の3人での組み合わせ。奥さんは、レディース競技で上位の常連だ。

少なからず緊張してのラウンド。そのせいもあって1番ホールではトリプルボギー。ここは距離が長いので僕らレベルだとボギーを取ればパーみたいなものだとは言われているが、、、それでもトリプルは痛い。

しかし、それで逆にあきらめがついたのか、緊張がとれたのか。ハーフでパーを5つ取れた。それで前半45。


100切りできない人は、ここからが落とし穴。

心理学的に言うと、100を少し越えたところが「安心ゾーン」だそうだ。だから、前半に突拍子もないスコアーが出ると、ソワソワしてしまう。そして、勝手に崩れて後半叩いてしまう。逆に、前半が悪いとそれも気持ち悪いという感情になり、後半がんばっていいスコアーで、結果は100をちょっと越えた当たりに落ち着く。


この「安心ゾーン」を打ち破らない限り、100の壁なんて切れない。


この日は後半は2個しかパーは取れなかったが、逆にトリプルを打つこともなく、なんと47。つまりトータル92で上がってくる事ができた。

いままで、100が切れなかったのに、突然の92。それはびっくりだった・・・



しかし、僕の「安心ゾーン」が破られた訳では無かった。その後の数ヶ月、100を切る事はほとんどなかった。


ただ、100を一度でも切ったのなら、次の目標は「90切り」。


一度でも90を切った人の割合は、15%ぐらい。つまり、84万人の内の一人になるということだ。それぐらい高い壁になってくる。100切りをしたときの僕は92だったので、気持ちの中では「あと数回で90を切れるのでは無いか?」と思っていたが、そこまで甘くなく、80台をだすまでに、100切りをした日からさらに8ヶ月かかった。


そのときのスコアーが、前半46。後半42の88。ずっと100を切る事が無かったのに、突然88がでてびっくり。個人的には90台がコンスタントに出だして、、、そしてそのうちに80台が出るとおもっていたのに。何がキッカケで高スコアーがでるのか分からないが、スイッチがタイミング良く入ると、いけるのかもしれない。



そして、そこからさらに上。「80切り」をデキル人はどれだけか。なんと全体の3.6%といきなりとんでもない領域になってしまう。つまり、560万人中、20万人。逆に言うと、ゴルフをやっている人の、96.4%は、「70台なんて、プロの試合でしかみたことないよ。自分で出せるなんてとんでもない」という世界だ。


それが、僕に訪れたのが、90切りをした2年後だった。

2年間、ほとんどスコアーが変わらず、85から105の間を行ったり来たり、ゴルフがマンネリになっていたときに、ゴルフクラブを変え、練習場を変え、そして、コーチを変えて挑んだ結果、たった8ヶ月。つまり、ゴルフを始めて4年で79を出すことができた。


この日の後半は、ダボ無しで、3バーディ。なんと36で上がってくる事ができた。つまり「ハーフ、パープレイ」も達成したことになる。



もちろん、ここまで導いてくれたのが、小西勇輝コーチだったは言うまでも無い。




人間、同じ事を同じようにしていても、徐々に成長することはできるだろうが、飛躍的に成長することは無い。やはり、どこかで「自分では思いつかない」ところまでひっぱり上げてくれる「何か」が必要になってくる。逆にそれに出会うことが出来たら、その人は大きな飛躍が出来るだろう。


今は、安定して80台、たまに70台が出るよう、小西コーチにもまれながら、日々、練習やラウンドに励んでいる毎日だ。




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