ゴルフを始めたのは47歳のとき。40代後半という遅いスタートだった。あの頃は、クラブを握るだけで緊張し、スコアは120台が当たり前。「ゴルフは難しいスポーツだ」というイメージが強かった。人生ではじめて取ったハンディキャップが「32」

始めた頃は「ゴルフで楽しめればいい」と思っていた。だが、ゴルフ場の会員権を買い、メンバーに誘われて月例競技に出場するようになり、競技ゴルフの面白さを知ると同時に、自分のゴルフを高めたいという欲が芽生えた。特に、イーグルレイクゴルフクラブの月例杯で3位に入賞したあたりから、「優勝したい」「Aクラスに昇格したい」と競技への意識が変わり始めた。

イーグルレイクでは、月例杯を中心にクラブ競技へ毎月出場した。最初は「競技」という場に慣れることが目標だったが、出場を重ねる中でスコアを安定させるコツを掴み、次第に上位を狙えるようになってきた。月例杯で優勝を果たしたときは、ハンディキャップが14に下がり、Bクラスのトップハンディキャップの一人になり、競技ゴルファーとしてのステージが少しずつ上がっていった。
さらに、競技の幅を広げるため桜ゴルフ倶楽部の会員にもなり、そこでも月例杯に出場。異なるコースの特性に合わせて練習内容を変え、試合ごとにプレースタイルを調整する力を磨いた。その結果、徐々にイーグルレイクでのスコアも安定し、ハンディキャップをさらに縮めていった。
そしてついに、イーグルレイクゴルフクラブで「Aクラス昇格」。
クラブハンディキャップも「10」になり、Jsysの公式ハンディキャップで「9.7」に到達した。


シングルゴルファーのはしくれとして認められた瞬間だ。ゴルフを始めた頃には想像もしなかった「シングル」の称号を得られたことは、自分にとって大きな達成感となった。
もちろん、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。コーチを小西プロに変え、ゴルフフィールズの小倉さんにお願いし、クラブを整え、練習を重ね、何度もスランプに陥った。それでも、小西プロや仲間たちの支えを受けながら、一歩一歩進むことができた。
競技に出場し続けたことで得た経験と、練習場で積み重ねた地道な努力が実を結んだのだと思う。
ゴルフは、年齢を重ねてからでも挑戦できるスポーツだ。 桜ゴルフ倶楽部のメンバーさんには、70歳になったときにシングルを目指して、実際にシングルになられた方もいる。
40代後半からと遅くからゴルフを始めたとしても、たった6年でシングルゴルファーになれた僕の経験が、これからゴルフを始めようと思っている人、または競技ゴルフに挑戦しようとしている人たちの背中を押すきっかけになれば嬉しい。 ゴルフは、挑戦するほどに成長を感じられるスポーツだ。そして、それがまた新たな目標へとつながる。シングルゴルファーの入口にたった一人として、これからも挑戦を続けていきたい。
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