初めてのゴルフ競技!出場までに準備しておきたい7つのこと
「競技ゴルフに出てみたいけど、何から準備すればいいの?」
「初めての試合で周りに迷惑をかけないか心配……」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
私自身、初めて競技に出場したときは分からないことばかりでした。
今では競技ゴルフ専門コーチとして選手のサポートをしていますが、最初から競技に慣れていたわけではありません。
今回は、そんな私の経験も交えながら、初めて競技ゴルフに出場する方に準備しておいてほしい7つのことを紹介します。
①スタート時間と競技の条件を確認しよう
出場する試合が決まったら、まず確認してほしいのがスタート時間です。
ゴルフ競技では、決められた時間にプレーを開始することが求められます。
スタート時間より5分を超えて遅れた場合は、原則として失格になります。
5分以内の遅刻でも罰があるため、時間管理には十分注意しましょう。
また、スタート時間だけでなく、集合場所、使用ティー、競技方式、ローカルルールなども確認しておきたいところです。
競技当日は緊張して、普段よりも準備に時間がかかることがあります。
時間に余裕を持って行動し、落ち着いてスタートを迎えられるようにしましょう。
②競技当日の流れを理解しよう
初めての競技に出場する際、当日の流れを事前に把握しておきましょう。
普段のプライベートラウンドとは異なり、競技では受付やスタート前の確認、アテストカード「競技ゴルフ用のスコアカード」の提出まど、競技ゴルフ特有の手続きがあります。
一般的には、次のような流れになります。
1,ゴルフ場に到着・受付
競技受付の場所や受付時間を確認します。
2,ウォーミングアップ・練習
ストレッチ、ショット練習、パット練習などを行います。
3,スタートホールのティーイングエリアに移動。
スタート時間の10分前には集合します。
4,18ホールの競技プレー
競技のルールやマナーを守りながらプレーします。
5,スコアの確認・提出
マーカーとスコアを確認し、提出する。
大会によって受付がなかったり、スタート前の確認がなかったりすることもありますが、事前に流れを知っておくだけでも当日の安心感は変わります。
③ 最低限のルールとスコアカードの扱いを覚えよう
初めて競技に出場するのであれば、最低限のルールは覚えておきたいところです。
特に私が重要だと思うのは、以下の3つです。
OBと暫定球についての理解
ペナルティーエリアと救済方法
スコアカードの記入・確認・提出方法
私が初めて競技に出たときは、同伴者の方々が親切にいろいろと教えてくれました。
おかげで、分からないことがありながらも順調にプレーを進めることができました。
しかし、いつも親切に教えてくれる方ばかりとは限りません。
特に救済方法については注意が必要です。
例えば、本来はドロップしなければならない場面で、球をリプレースしてしまうという間違いを見かけることがあります。
ドロップとリプレースは似ているようで、まったく異なる処置です。
また、競技ではスコアカードの確認や提出にも責任が伴います。
初めての方は、スコアの記入方法だけでなく、マーカーとの確認や署名などの手順も覚えておきましょう。
最初からすべてのルールを完璧に覚える必要はありませんが、基本的な処置を知っておくことで、安心してプレーできます。
④ マナーを守り、分からないことは素直に聞こう
競技ゴルフでは、スコアや技術以上に大切にしてほしいことがあります。
それが、マナーとプレーファストです。
自分のプレーに時間をかけすぎず、周囲の選手にも配慮しながら進行することを心がけましょう。
そして、もう一つ大切なのが、分からないことを素直に聞くことです。
私がおすすめしているのは、スタート前に同伴者へ、
「私、競技ゴルフは初めてなんです」
と一言伝えておくことです。
実際に、そう伝えてくれた方とご一緒したことがあります。
こちらとしても、初めてだと分かっていれば必要なことを教えやすくなりますし、プレーの進行もスムーズになります。
無理に経験者のように振る舞う必要はありません。
ただし、ルールの判断は同伴者任せにせず、分からない場合はレフェリーや競技委員に確認することも大切です。
素直な姿勢は、周囲の人を味方にするきっかけにもなります。
⑤ ショートアイアンと30ヤード以内のアプローチを磨こう
初めての競技に向けて、技術面では何を練習すればいいのでしょうか。
私なら、PWまたは9番アイアンのショットと、30ヤード以内のアプローチを重点的に練習します。
例えば、300〜350ヤード程度のパー4を考えてみましょう。
必ずしもドライバーで大きく飛ばす必要はありません。
9番アイアンで着実に距離を稼ぎ、2〜3打でグリーン付近まで運ぶという考え方もできます。
もちろん、実際には自分の飛距離やコースのレイアウトに合わせてドライバーを使ったほうが良いです。
しかし、初めての競技は別です。
普段よりも緊張します。
緊張した場面では、ドライバーやロングアイアンなど、難易度の高いクラブでミスが出やすくなることもあります。
だからこそ、比較的安定したショットを打ちやすいショートアイアンを、自分の武器にしておき、崩れてしまっても安心できる心のよりどころがあることが大切です。
初めての競技で目指したいのは、最高の一打を打つことよりも、大きなミスを減らしながら18ホールをプレーすることです。
⑥ コースの特徴を調べ、道具を準備しよう
試合会場となるコースについても、事前に調べておきましょう。
例えば、
林間コースなのか
丘陵コースなのか
山岳コースなのか
といった特徴を知るだけでも、ある程度コースのイメージを持つことができます。
さらに、私が個人的におすすめしているのが、クラブハウスの写真を見ておくことです。
コースレイアウトだけでなく、クラブハウスの外観や内装も確認しておきます。
当日初めて訪れるゴルフ場でも、「この景色、見たことがある」と思えるだけで、少し安心できるからです。
そして、道具の準備も忘れてはいけません。
特に確認してほしいのが、ボールの数です。
私が競技を始めたばかりの頃は、
「OBやロストボールが続いて、途中で球がなくなったらどうしよう……」
と心配していました。
実際にはそこまで球を失うことは多くありませんでしたが、たくさんボールを持っているだけで安心できました。
私の場合、1ダースあれば安心して試合に臨めました。
必要な数は人それぞれですが、不安を一つ減らすための準備も、競技では大切だと思います。
⑦ 前日と当日は「落ち着ける時間」を作ろう
試合が近づくと、どうしても緊張してしまうものです。
そこで私が大切にしているのは、試合前日には「いつも通り」を心がけることです。
普段21時に寝ている方なら21時に、23時に寝ている方なら23時に寝る。
試合だからといって、無理に普段と違う生活リズムにする必要はないと思っています。
そして試合当日は、自分が落ち着ける時間を作ることを意識しています。
私自身、今では試合当日にバタバタすることはありませんが、それでも緊張してソワソワすることがあります。
そんなときは、少しでも心を落ち着かせるために、何も考えない時間を作ります。
ちなみに、私が一番落ち着く場所はトイレの個室です。
そこで少しの間、頭を空っぽにして過ごします。
人によって落ち着ける場所や方法は違うと思います。
静かな場所で座るのもいいですし、ゆっくり呼吸するのもいいでしょう。
大切なのは、自分に合った落ち着き方を見つけておくことです。
初めての競技は「完走」を目指そう
最後に、初めて競技に出る方へ伝えたいことがあります。
それは、最初の試合では、まず18ホールを無事に完走することを目標にしてほしいということです。
もちろん、良いスコアが出れば嬉しいですし、上位に入れれば自信にもなります。
しかし、初めての競技では、スコア以上に大切な経験がたくさんあります。
同伴者から教えてもらったこと。
自分で気づいたこと。
緊張した場面で上手くいったこと、上手くいかなかったこと。
そのすべてが、次の試合に向けた材料になります。
競技に出ることは、とても勇気の必要なことです。
しかし、一度出場すると「またチャレンジしたい」「次はもっと上を目指したい」という気持ちが生まれるものです。
その気持ちがモチベーションとなり、日々の練習にも意味が生まれます。
いつかの優勝を目指して、一緒に頑張りましょう!
競技ゴルフ専門コーチ小西 勇輝



コメント